美馬町の寺町を形成する
安楽寺 浄土真宗本願寺派 千葉山妙音院 安楽寺
〒771−2105 徳島県美馬郡美馬町大字宮西11
  電話0883−63−2015

寺町散策fleuve 表題です 寺町散策fleuve 安楽寺鐘楼です

吉野川ファン通信 ふるーぶ VOL.49 寺町散策
 寺町には、浄土真宗の『安楽寺』『西教寺』『林照寺』、真言宗の『願勝寺』があります。ここ美馬 町では、ボランティアの方が寺町のお寺を案内してくださる『寺町案内人』のシステムがあります。 このような歴史深い寺院が、美馬町にあることは、県外だけでなく、徳島県内でもあまり知られて おらず、もっとみなさんに知っていただきたいという思いから、平成8年4月より始まりました。ま ず訪れたのが、安楽寺。この安楽寺で、副住職の千葉昭彦さんに、お話を伺いました。

 こちらのお寺には、見事な能舞台も作られており、6月には狂言、10月には、お能の会が開催 され、県内外から多くの方々が訪れています。『お寺というのは、人々の集まる場所。文化の交流点 だったんです。京都や奈良など、時代、時代の『都』の文化を地方に伝える役割を果たしていたん ですよ。このような能舞台を作ったのも、消えかかっていく文化を復活したい、日本の文化遺産を残 していきたいという思いからです』と副住職の千葉さんは、おっしゃいます。もともと美馬町には、 6〜7世紀頃の豪族の墓である古墳が残されていたり、白鳳時代には、奈良の法隆寺と匹敵す る大きさの寺院があったこともわかっており、一帯の文化の中心地であったのではと想像されま す。「讃岐、伊予にも道が通じていましたし、吉野川を利用して、多くの人がやってきて、栄えたの ではないでしょうか?ここ美馬町に、心安まる場所があることを知っていただきたいですね」穏 やかな言葉で、お話を締めくくられました。

寺町散策fleuve いむらまもる さんです  安楽寺の副住職である千葉さんのお話をお伺いした後、寺町巡りヘスタートです。ご案内し てくださるのは、寺町で生まれ育った井村さんです。井村さんはお仕事を退職された後、寺町 にあるお寺のさまざまな仕事のお手伝いをして います。

「この間も、ミステリーツアーと称して、大阪からたくさんの方がおこしになりましたよ」と井村さ ん。寺町案内人をするようになって、忙しくなりましたが、いろいろな方との出会いがあり、とても 楽しいそうです。それぞれのお寺の歴史など、分かりやすくいきいきと説明してくださいました。

「こんにちは。今日は、ご案内ですか?」と町の方々が井村さんに声をかけてくれます。歴史ある 町に、あたたかい心のやりとりがありました。

VOL49 ふるーぶ編集後記
 美馬町をじっくりと訪れたのは実は初めて。取材は12月に行ったのですが、安楽寺 のもみじが赤く染まっていて、きれいでした。いつもバタバタして落ち着きがない と言われる私。歴史を感じながら町をゆっくりと歩いていると、心が安らぎました。(や)
 今回の取材では、歴史あるお寺を見せていただきました。また、郡里廃寺跡では、 お寺のあった跡がはっきり分かっているのにびっくり。美馬町(みまちょう)は歴史ロマンあふれ る町でした。(か)

国土交通省徳島河川国道事務所
  吉野川ファン通信 ふるーぶ VOL.49
 から引用しました