安楽寺 浄土真宗本願寺派 千葉山安楽寺
寺町歴史ウォーク 2009/11/21
2009/11/21寺町歴史ウォーク 寺町歴史ウォーク
寺町歴史ウォーク写真
○安楽寺寺宝公開 平成21(2009)年 寺町歴史ウォーク 
 今年のメインテーマは「妙音」です。安楽寺の前身は、天台宗で寺名が「妙音院真如寺」で ありましたが、浄土真宗に改宗した折、「千葉山安楽寺」と改名しました。院号「妙音院」は踏襲 して用いました。又、阿弥陀経には、出微妙音の言葉が記されています。これは、お浄土に は、微妙の音(こえ)が聞こえ、音楽が奏でられ、一切の苦を受けることなく、諸々の楽 をうくるとあります。仏・法・僧への念が益々盛んになり、仏道を求めるようになるとも 有ります。

 現本堂は、昭和13年建立ですが、元の本堂は、同8年頃崩壊しました。この本堂の屋 根裏に居られたのが、3人の「天女」で、楽器を保持しておられます。全く見えないと ころで、約200年のご苦労であったかと思いますと、頭が下がります。当時の本堂建立 の思いが偲ばれます。客殿床上の彫り物は元本堂の綱梁で、鳳凰が彫られています。  先代乗隆揮毫の軸「妙音」が展示してあります。これは、乗隆が、お浄土に還った記 念に、軸装し直した物で、縁に妻加寿子愛用の着物の端切れを用いた物です。

 子供が尋ねる質問で多いのが、龍が何故いるのですかというものです。「龍は、仏様の 世界を護ってくれています。」と答えていますが、皆さんもお寺の中にいる龍を探してみ てください。展示している龍は「竜神童子」(薮内佐斗司作)です。今有名になった奈良の 「せんと君」と兄弟です。先生の代表作として岡山・奈良へ出張したこともあります。