竹の活用 "命の叫び" 忘れられた竹藪に事寄せて 美馬未来塾
住職の地域活動 竹の活用 美馬未来塾2004
- ◎吉野川の竹を活用しよう
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私はここにいます 私のことを忘れないで下さい 私のことを解って下さい 私にも何かお役に立てることがあるはずです
私にも有り難うの声を「聞かせてください」「言わせてください」 私も今共に生きているのですから
竹と共に生活してきた私たちが 竹を忘れた生活をしています ただ自分たちの役に立たなくなったという理由だけです
同じ土地 同じ時に 共に生きているのに なぜそうなってしまったのか 振り返るときが来ているのではないでしょうか
自然と共生 命の大切さ尊さ おかげさま ありがとうの世界へ出発です そして
竹のもたらす優しい光りに包まれて スローな時間の中で「自分発見」をしてみましょう
竹灯籠に 願いを 夢を" 吉野川沿岸の竹藪をよみがえらせよう
夏の八月に竹灯籠を作り、その竹が届けてくれるほのかな癒しの光りの中で、新しい自分に出会えればと思ったりしています。
吉野川は、四国三郎といわれ昔からの暴れ川でした。堤防の造れない時代に流れを静めるために、
川沿いに竹を植え被害をしのいできました。これは先人の苦労と智慧の遺産です。この竹で和傘を
生み出し、籠或いは箕等の農具或いは家庭用品を作るなど美馬は竹と共に生きてきた時代がありました。しかし現在はわずかの和傘提灯などが作られている程度で、その竹が忘れられているも同然と言うのです。ひょっとしたら、これが今の美馬の姿かと思うと寂しくなります。
今手入れが出来ている竹藪は殆ど無い状態です。郷土を守った竹藪に感謝し少しでも感心を持って
頂ければと思います。
なお 2004/08/15 午後7時から美馬町防災ステーションにて皆様が持ち寄りました竹灯籠で点火式を行いました。また今後年末にも実施してはどうかと考えています。
竹灯籠の他に竹雑貨として食器、ジョッキ、徳利、筆立て、しゃもじ、箸等々が作り易いものでは
ないでしょうか。
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○竹灯籠の作り方
火の用心を宜しく
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- 上下に節を残す
- 一節間に上下同じ長さの切り口を入れる
- 槌で 切り口の中央部とたたく
- 穴が開くので 中にローソク立てと水を入れる
- 3号ローソクで約2時間灯ります
- 夕食をキャンドルの光の中で 家族団らんで 風呂で 癒しの光の中で 門灯の代わりに
- 活用方法はそれぞれ お楽しみ頂ければと思います
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○竹の準備
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- 表面をきれいに洗う
- たわし スポンジでこすると 表面が白くなる
- 濡れ雑巾で拭く
- 汚れがひどい場合は 少しの間 水につけた後洗ってください
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