安楽寺   浄土真宗本願寺派   千葉山安楽寺
妙 音  千葉山安楽寺機関誌 千葉山安楽寺執事事務所
TEL 0883-63-2015
○平成17(2005)年 御正忌報恩講法要のご案内 美馬安楽寺
12月24日(土)
 日 中


 お斎
 お内仏
 お逮夜

午後1時半
 仏教研修会併修
 千葉乗隆住職
午後5時半
午後7時
午後7時半




12月25日(日)
 お晨朝
 お満座

 冬の農具市

午前8時
午後1時
 お稚児さん出仕

場 所
  美馬安楽寺本堂 お内仏
 及びお斎は客殿
講 師
  岡田哲水師本願寺派布教使
  島根・蓮乗寺住職
  当日は昼食の用意をしています  どなた様もお誘い合わせの上お早めにお越し下さい
○平成17(2005)年 御正忌報恩講法要のご案内 脇町安楽寺
12月4日(日)
 開 式 午後1時
 場 所 脇町安楽寺本堂
 報恩講法要 お正信偈
 ご俗姓拝読
 ご法話 千葉乗隆前住職

 どなたでもお誘い合わせの上お参り下さい
 仏教婦人会の皆様による昼食が用意されています
お早めにお越し下さい
○平成17(2005)年 お稚児さん募集 美馬安楽寺 脇町安楽寺
 お焼香の作法・食事の作法・阿弥陀様にご奉仕等々の勉強会もあります
12月25日(日)
 午前10時集合
 場 所 美馬安楽寺本堂
 説明・予行演習
 昼 食
 午後1時 報恩講出仕
 午後2時頃に終わります
対 象
 小学2年生の男女としますが 12才位までは大丈夫です
 内孫・外孫 門徒以外のお友達等々どなた様もお越し下さい。

費 用と用意する物
 一名につき1,000円
 用意する物 白い靴下

申し込み
 12月20日までに
 安楽寺 TEL0883-63-2015

 衣装・念珠・聖典等々の記念品及び昼食は美馬婦徳会  脇町婦人会が用意します
○報恩講とは
 浄土真宗の最も大切な法要である報恩講は、お講さん御正忌さんと言われてご門徒の皆様方に親しまれています。御正忌は、宗祖親鸞聖人のご命日をさして言う言葉です。また報恩講は親鸞聖人の曾孫本願寺三世覚如上人が著した「報恩講式」により執り行われています。

 親鸞聖人は、太陰暦弘長2年11月下旬、京都三条富小路の善法坊で発病し、28日の午後(12時ごろ)に90才をもって御往生されました。これを現在使われている太陽暦に当てはめると西暦1263年1月16日に当たります。このことから本山西本願寺での報恩講は1月9日から16日にわたり執り行われ16日を満座としてお勤めを行います。

 「親鸞聖人伝絵」にご往生の状況が、…聖人弘長二歳壬戌仲冬下旬の候より、いささか不例の気まします。それよりこのかた、口に世事をまじえず、ただ仏恩のふかきことをのぶ。声に余言をあらはさず。もっぱら称名たゆることなし。しかうしておなじき第八日午時頭北面西右脇に臥したまいて、ついに念仏の息たえおはりぬ。ときに頽齢九旬にみちたまう。…と記されています。

 親鸞聖人のご臨終には、弟尋有僧都や末娘覚信尼様がはべり、越後から子息の益方入道もはせつけてきました。翌29日戌時(午後8時頃)に葬送、京都東山の麓、鳥辺野の南、延任寺で火葬。翌30日に遺骨を拾い、鳥辺野の北、大谷に墳墓を築き納骨をしました。

 聖人の墳墓は、横川方式即ち良源様式の源信和上と同じ様式に造られました。

 なお安楽寺の報恩講は本山西本願寺での報恩講に先立ち脇町安楽寺では12月第一日曜日、美馬安楽寺では12月第四日曜日にそれぞれお勤めを行います。法要は、ご門徒の皆様方の懇志により勤められる慣わしになっております。世話人の方々により報恩講のご案内を行うとともに法要のお手伝いをお願いしております。また併せて本山及び教区門徒講金、お初穂、維持運営費等々の懇志をお願いしています。皆様方のご無理の無いところでご進納頂ければと思っています。

 報恩講にお参りいただき信心を喜び、自分の信に相違がないか、聴聞して、自分自身を確かめてみましょう。

 ご門徒のお内仏には、お講さん御正忌さん或いは駆けづとめと称して僧侶が一軒一軒お伺いし年に一度のお勤めをさせていただいています。そして共にお念仏を喜ばさせて頂ければと思っています。

 善法坊:ぜんぽうぼう:親鸞聖人の弟尋有僧都の京都における里坊。
 満座:まんざ:満願。法会、説法などの最終日。
 覚如上人:かくにょしょうにん:本願寺三世。親鸞聖人の末娘覚信尼様の孫。即ち親鸞聖人の曾孫。
 鳥辺野:とりべの:京都市東山区の清水寺から西大谷に通ずる辺り。平安時代からの火葬場。鳥部野。鳥辺山。鳥部山。現在もこの付近に京都市の火葬場がある。
 頽齢九旬:たいれい九じゅん:衰えた年令は九〇才。旬は10年。
○法事の作法  気づいた点を記しました 参考にして頂ければと思います
  1. お仏壇の清掃
 月に一回は、仏具をさげ挨を払って下さい。半年に一度は、雑巾掛けをして、乾拭きして下さい。金仏壇の方は、金箔に触れないことが肝要です、注意して掃除して下さい。

 仏具の真鍮物は、真鍮磨きで磨いて下さい。宣徳物は、熱い湯につけて汚れを拭き取り、乾いた布で良く拭いてください。ロウソク立てがロウで汚れているときは、熱湯をかけてロウを流せばきれいになります。但し流しに流すと溶けたロウが固まることがあるので注意してください。

 荘厳(しょうごん)は、「お仏壇の荘厳」を参考にして下さい。この項の最後に記しています。なお荘厳とはお仏壇を仏具・法具等で飾ること、或いはその飾りをいいます。また「荘厳」はこの場合「そうごん」とは読みません、「しょうごん」と読みます。
  1. 法事のご案内
 まず、お寺と、お勤め日時の打ち合わせをします。ご希望の日は、概ね誰もが希望する日なので早めにご連絡を頂ければと思います。

 法事は、ご命日に勤めるのが良いと思われますが、是非と言う事では有りません、ご都合のつく日に勤めれば良いかと思います。しかし満中陰、1周忌、3回忌までは亡き人を偲ぶ為にも、ご命日に勤めたいものです。

 注:お葬式の時間も一番にお寺まで。時間の打ち合わせをして役所に行きます。
  1. 客の出迎え
 玄関で簡単に挨拶を済ませ、お仏壇に案内し、仏様へのご挨拶(この時鈴をたたかない)が済んだ後、「年忌の法要に」という言葉で正式に挨拶を交わします (ごの時、追善の言葉を用いません)。次にお茶のおもてなしをし、法事が始まる前に、お茶は下げます。

 足が痛い人には、椅子を用意して下さい。また座るときは、前へ真っ直ぐに投げ出して座って頂いてもかまいません。
  1. 僧侶の出迎え
 僧侶は、仏間の縁側から入ります。高いときは、踏み台を用意して下さい。お勤め用の座布団と、控え用の座布団をご用意して頂ければと思います。
  1. 法事を勤める
 浄土真宗の法事は、お仏壇のご本尊(阿弥陀様)の前で勤めます。「 お仏壇の荘厳(しょうごん)」に従って飾ります。満中陰までの打敷は白、花は赤物を避けます。以後の仏事では、通常の打敷、花は生花を用います。

 お線香は立てないで香炉に合う長さに折って、寝かせて下さい。なお、香炉にはマッチの軸、ロウ等は入れないで下さい。お仏飯は白いご飯です。法名位牌は、僧侶の見えるところに出しておきます。

 写真・お骨等は、お仏壇の中に置かないで下さい。お仏壇の外の適当な所に置きます。特に、写真をお仏壇の上の鴨居に掛けないで下さい。

 お仏飯以外、仏様を隠しさえぎる物を仏様の前に置いてもいけません。お仏壇の中が狭いときお供物は、外の適当な所に置いてもかまいません。餅・穀物・菓子・果物の順で供えます。

 経机には、ご文章・経本以外置かないで下さい。線香・ロウソク・マッチは、下に置いて下さい。

 お参りは、阿弥陀様に向かって座ります。両手を合わせる時(お導師が手を合わせたら一緒に)は、必ず「なもあみだぶつ」と、称えます。お焼香の前に手を合わせません。お焼香は一回です。後、数珠に手を通して手を合わせ、礼拝します。この時も「なもあみだぶつ」を忘れずに称えましょう。読経中は静かに聴聞しましょう。ご文章をいただいたら、合掌・礼拝します。御法話があるときは、静かに聴聞して下さい。最後に、僧侶に合わせて合掌・礼拝。ここで、お勤めが終わります。お勤め中は出来るだけ立たないようにしましょう。
  1. 墓参
 納骨時以外、僧侶は参りませんので、参会者で、お参りして下さい。浄土真宗では、霊魂 を迎えたり、送ったりしませんので、の木にのせることも致しません。生前を偲んでお参り下さい。
○お仏壇の荘厳 心をこめてお仏壇を美しくお飾りするための参考になればと思います
 お仏壇を荘厳(しょうごん)するのは、仏様の徳をたたえ、恩にむくい、感謝する心をあらわすためです。以下に荘厳について記しますが、実際にはお仏壇の大きさや形などで異なります。
 なお本願寺出版発行の「浄土真宗必携」「せいてん」「浄土真宗聖典」を参考にしました。

  1. お仏壇荘厳の全般
  • 本尊(ほんぞん):下記の「本尊と脇掛」を参照して下さい。
  • 脇掛け(わきがけ):下記の「本尊と脇掛」を参照して下さい。
  • 空殿(くうでん):本尊上部の飾り。
  • 前卓(まえじょく):三具足または五具足等の仏具を供える卓(棚)。
  • 輪灯(りんとう):お仏壇内を明るくする灯火具。
  • 経卓(きょうじょく):ご文章、経本を載せる経机。
  • ご和讃(わさん):親鸞聖人の著した「浄土和讃」「高僧和讃」「正像末和讃」をまとめて「三帖和讃」といいます。
  • ご文章(ぶんしょう):蓮如上人が真宗教義の要を平易な消息(手紙)の形式で著したものです。
  • きん:銅又は鉄製の鉢形で台上に置き お勤めの際に外側を打ち、鳴らし使用します。(磬)は同様の読み及び意味を持ちますがこの場合は(磬)の(石)部を(金)とする漢字を用います。
    なお小型の場合には「りん(鈴)」と呼び、内側を打ちます。


  1. 本尊と脇掛
 お仏壇の中心に、本尊「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」と書かれた六字名号、または阿弥陀仏のお姿(絵像)をお掛けします。
 本尊に向かって右がわに、「帰命盡十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」と書かれた十字名号、または宗祖親鸞聖人のご影(お姿を画いた絵)をお掛けします。
 向かって左がわには、「南無不可思議光如来(なもふかしぎこうにょらい)」と書かれた九字名号か、蓮如上人のご影をお掛けします。
 そのほかは、お仏壇の中に安置しないようにします。先祖の法名などは、年忌や命日などのときだけかけます。

  1. 三具足(みつぐそく)
 普段の荘厳です。
 香炉・ロウソク立て・花瓶(かひん)の三つの仏具のこと。
三具足 配置図

  1. 五具足(ごぐそく)
 報恩講・年忌・新年・盆等改まった場合に用います。
 香炉(金香炉・土香炉)、ロウソク立て一対、花瓶一対の五つの仏具。
五具足 配置図

  1. 四具足(しぐそく)
 お仏壇の上段に上卓(うわじょく:上段の棚)がある場合は、その上に四具足をお供えします。
 華瓶(けびょう)にて、水と共に樒(しきみ)など青木のものをお供えします。色花は用いません。
四具足 配置図

  1. 香 炉
 香を焚く仏具です。通常は線香を横に寝かせて焚きますが、線香が長すぎる場合は適宜折って用います。香炉は常に中央にお供えします。

  1. ロウソク立て
 ロウソクは和ロウソク或いは洋ロウソクが一般的です。通常白色のローソクを用いますが、慶びの時は赤色を用いても良い。なお洋ローソクよりも和ローソクは煤(すす)が少ないとのことです。
 最近ロウソク立て、輪灯 つり灯籠に火災の危険が少ない等から電球を用いる場合があります。しかし年忌 法要 お勤め等のときには普通のロウソクを使用したいものです。
  1. 打 敷
 報恩講や年忌などの、特別な仏事のときにかけるもので、普段はしまっておくならわしです。
なお満中陰までは白い打敷を用い、以後の仏事は普通の打敷を用います。

  1. 仏 飯
 毎朝、炊きたてのご飯を、仏様にお供えしましょう。(このとき、「きん」はうちません)おさげした仏飯は、家族でいただきましょう。また、法要のときには、一日中お供えしておくこともあります。
 お餅やお菓子、くだものなどは供笥(くげ:供物台:餅・菓子等を盛って仏前に供える仏具)にのせて仏様へお供えしましょう。よそのうちからいただいたときも、仏様へお供えしてから、いただきましょう。

  1. お花をあげるとき
 花瓶(かひん)の水を毎日とりかえて、美しく生き生きとしたお花をお供えしましょう。(とげのある花、毒のある花、香りの悪い花、造花などは、お供えしません)
 お葬式には樒をお供えし、終われば通常時の花をお供えします。

  1. お仏壇の掃除
 お仏壇は、いつも美しくととのえておくことが大切です。お仏壇の美しさには、その家庭の人たちの仏様をうやまい、ご恩を思う心があらわれます。
 金箔がはってある所は、羽ぼうきではらい、黒などの漆が美しく塗ってある場所は、よく乾いたやわらかい布で、そっとよごれをふきとるようにします。本尊と、ほかの所に使うものとは、別にしておきましょう。
 輪灯やきんなどの金属で作ってある仏具は、お磨きする薬品をつけて、よく光るまで丁寧に磨きます。以上
○婦徳会からのお知らせ 清掃奉仕 美馬安楽寺
ご奉仕日




集 合

道 具

場 所
 第一日曜日
   1月、2月、3月、5月、6月、7月、8月、10月、11月
 第二日曜日
   4月、9月、12月 なお12月は山分のお当番です

 午前8時半

 こてんが・掃除道具等々手持ちの物を持参してください

 安楽寺寺庭・公園などの清掃をします 
  時間にご都合のつく方々が 寄り集まって お庭のお掃除等々
 世間話に花が咲き 又あえたなあ の笑顔を交わせていただけれ  ばと思います 無理のないところでご参加いただければと思います
○平成18(2006)年 年忌繰り出し 美馬安楽寺 脇町安楽寺
 法要のご案内は、七回忌から 六十一回忌までお届けしています。 落ちがないか、お確かめ下さい。
 初盆は、八月十三日から十六 日の間の適当な日に勤めます。

 初お講(俗に言う仏正月)は、 十一月二十八日、月遅れで十二 月二十八日、旧の十一月二十八 日の前後。いずれかご都合の良い 日に勤めます。
 初盆・初お講は、内々で勤め る家も有りますが、お寺を呼ん で勤める場合は、重なりますので お早めに連絡して下さい。
○親鸞聖人七百五十回忌 大遠忌法要 美馬安楽寺 脇町安楽寺
 平成二十四(2012)年一月十六日宗祖親鸞聖人七百五十回忌に当たります。
 本願寺では、修復を終えた御影堂で平成二十三(2011)年四月から二十四(2012)年一月の間に法要修行を勤めると共に併せて記念事業も実施されます。
 安楽寺においても本山団体参拝 大遠忌法要・記念事業を実施することになります。また平成18(2006)年度には、お待ち受けの法要を執り行う予定です。お楽しみにお待ち下さい。

 なお「親鸞聖人七五〇回大遠忌についての消息」が平成17(2005)年1月9日(ご正忌報恩講初日)にご門主さまよりご発布されました。この詳細は冊子「親鸞聖人七五〇回大遠忌法要の円成に向けて」に掲載されています。この冊子に千葉乗隆住職が「親鸞聖人のご生涯とみ教え」を寄稿しています。
○「第22回国民文化祭 とくしま2007」 への参加
 美馬安楽寺 脇町安楽寺
開催期間

国民文化祭




美馬市での事業


安楽寺の役目

主 催

場 所

日 時

お願い




模範演技
 平成19(2007)年10月27日〜11月4日

 全国各地で色々な文化活動に親しんでいる人
たちが集まって 練習の成果を発表したり 交流した
りする国内最大の文化の 祭典です 約5万人参加
されます

 脇町劇場オデオン座で「映像」 安楽寺能舞台
で「能楽」の開催

 能楽の祭典に参加します

 美馬市

 美馬安楽寺能舞台

 平成19(2007)年10月28日(日)

 ボランティアによるご協力をお願いします
 全国から 美馬市へ来ていただくお客様に 良
き思い出をお届けしましょう  ご協力を重ねてお願
いします

 能楽 観世流シテ方 観世銕之丞師 他
 狂言 大蔵流茂山狂言会 茂山千之丞師 他

開幕式典で市民が「謡」
 「能楽の祭典」を開く美馬市では、 オープニングに市民が出演し、能楽の 謡(うたい)を披露するのに伴い、2006年7月 から「美馬市能楽教室」を開く。出 演や教室を通じて、ユネスコの世界無 形文化遺産に登録されている能楽に親 しんでもらうのが目的。同市美馬町宮 西の安楽寺には、県内で唯一の本格的 な能舞台があり、事務局を務める市教 委では多数の参加を呼び掛けている。

 教室は、2006年7月から2007年10月まで月1回から 2回程度開く。会場は、美馬市内と 徳島市内の2カ所を予定しており、募 集人員は両会場合わせて70人程度。5 歳以上なら誰でも参加できる。謡を中 心に能楽に親しんでもらうため、仕舞 や狂言などの練習も行う。