安楽寺  浄土真宗本願寺派  千葉山安楽寺
妙音  千葉山安楽寺機関誌 平成22(2010)年美馬春版
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○蓮師御正当法要 ご案内
蓮師御正当法要 ご案内
 春季永代経 赤門修復落慶法要併修
 平成二十二(2010)年四月二十五日(日)
 時 午前十一時
   正午
   午後零時半
   午後一時
   法話
   特別永代経
赤門修復落慶法要
初参式 参加者を募集中です 下記まで
永代経開闢法要
蓮師御正当法要

一括読み上げ
 場所
 
赤門内(赤門修復落慶法要)
安楽寺本堂(初参式・法要・法話)
 今年は行事が重複しますので永代経の読み上げは、家名のみ読み上げますので悪しからずご了承下さい。
 昼食の用意がしてありますので、繰り合わせお済ませ下さい。

元気な「赤門」に再会 平成22(2010)年4月25日(日)午前11時
 赤門修復落慶法要 棟札・門札上げ・感謝状贈呈・餅撒き
 餅は、御門徒の皆さんの持ち寄りで、撒きます。餅米が有る方、赤門のお祝いに、二十日朝までにお届け下さい
○初参式 平成二十二(2010)年四月二十五日(日)
写真
平成21(2009)年にお誕生の赤ちゃん
 四月二十五日(日) 正午に本堂集合です
 申込は、平成22年4月20日までにお寺へお申し込み下さい
 安楽寺まで  0883(63)2015
 一人につき 一千円です
 記念品・昼食を用意しています

 昨年(2009)初参式の写真です

○婦徳会からのお知らせ
婦徳会からのお知らせ
 4月清掃奉仕は第3日曜日(18日)
4月24日 落慶法要の前日です
 台所・赤門落慶法要準備お手伝い出来る方お知らせ下さい
 四月の「初参式」への参加お参りをおすすめ下さい

○お待ち受け法要 (親鸞聖人750回大遠忌法要のお待ち受けとして)
平成二十二(2010)年五月十五日(土)午後一時開式
主催 これは徳島西組の行事です
場所 美馬町安楽寺
講師 本願寺派勧学 霊山勝海師 元京都女子大学教授
 どなたでもお参りできます 費用は無料です
 ご参詣ご希望の方は4月25日までにお知らせ下さい
 なお 「安楽寺での親鸞聖人750回大遠忌法要勤修」は平成24(2012)年に執り行う予定です
○親鸞聖人 その教えと生涯に学ぶ 千葉乗隆 徳永道雄 共著
千葉乗隆の本
 乘隆住職の絶筆 最後の出版物になりました。

 本願寺出版社が750回大遠忌法要に向け企画したもので、平成19(2007)年執筆依頼 21(2009)年11月1日出版 徳永道雄先生(京都女子大学名誉教授)が「その教え--本願他力の救い--」を担当され、乘隆が「--ご生涯について--」を担当した共著物です。11月1日は、小生の誕生日、亡き後も、誕生日のプレゼントを用意してくれたのかと、感慨一入でありました。

 大遠忌法要は、乘隆が心待ちにしていた法要です。元気にこの世で過ごさせていただいている私たちは、こぞって本山・自坊での法要に臨みたいものです

○親鸞聖人七百五十回大遠忌法要 団体参拝日程
 親鸞聖人七百五十回大遠忌法要 団体参拝日程
  平成23(2011)年6月16日(水)〜17日(木)  一泊二日
  法要参拝 6月16日午後2時始
  宿泊   京都東急ホテル  費用未定

  修復なった 御影堂で厳修されます

 乘隆がこの法要だけは参らせて頂きたいと切望しておりましたが叶わぬ事となりました。残された私達は、是非お参りしたいものです。費用は未定ですが、参加ご希望の方は健康管理にご留意いただき楽しみにしてお待ち下さい。

 なお 「安楽寺での親鸞聖人750回大遠忌法要勤修」は平成24(2012)年に執り行う予定です
 併せて継職法要も勤めます
写真  
 親鸞聖人七百五十回大遠忌法要 団体参拝は 修復なった この御影堂で執り行います  
写真  
 メインテーマは「安穏」です 「世の中安穏なれ 仏法広まれ」は親鸞様の願いでした 先代乘隆が心待ちにした法要でした  


○赤門修復工事完成 平成22(2010)年3月1日
写真  
 平成21(2009)年7月15日起工式
 棟梁西岡澄明 西宮市松下幸之助邸光雲荘移築工事完了後 赤門修復工事着工
 住職千葉昭彦
 なお棟梁は脇町岩倉の方にて当寺の門徒  
写真  
 足場工事完了後 写真 7月25日
 屋根瓦取り除き 大型クレーン大活躍
 瓦工事は地元 浪越製瓦企業組合に発注  
写真  
 完全解体 写真
 材木は 骨粗鬆症状態で 風雨にさらされる部位は ケヤキ材に入れ替え
 
写真  
 内部材は 檜を使用 あるがままにの工事が始まった
 
写真  
 TVの取材を受ける棟梁 赤門修復の関心の高さから、四国放送ホーカス徳島で2回放映
 徳島新聞にも 紹介記事が2回大枠記事 香川四国新聞にも掲載
 
写真    工事は 京都宮崎木材工業(株)
 西岡棟梁配下宮大工16名が京都・大阪・兵庫から駆けつけて下さった
 客殿工事の顔見知りも来られていて 懐かしい出会いでした
 皆さん 朝は朝星 夜は夜星 連日連夜木材加工に当たる 予算の都合で雨ざらし日ざらしで 復元作業は並大抵の作業ではなかった  
写真  
 職人さんの仕事とは こうゆうことかと 感心させられた

 大阪ターナー塗装 ベンガラ色  
写真  
 元あったように組んでいく 出来るだけ元の木材を使用しての作業 しかし朽ちた箇所は取り除き新しい部材で補強した  
写真  
 寒い最中 丸平本葺き
 平瓦は釘止め 丸瓦は土を置いた 鬼瓦は焼き直した
 地元 浪越製瓦企業組合  
写真  
 安楽寺定紋 正親町三条家定紋「連翹紋
 昔安楽寺は養子に入り 格と紋と駕籠を拝領しました  
写真  
 安楽寺定紋 千葉家定紋
 十星紋は千葉家の定紋です
 他に月星紋を用いています  
写真  
 赤門修復工事完成 3月1日完成 写真は境内側から
 この日涅槃桜が開花した 花から乘隆の「やっと出来たな」の声が聞こえた
 

○親鸞聖人御一代 第三回
  • 比叡山修行
写真

左の写真は六角堂 親鸞聖人はここで百日参籠を行う

 比叡山は、最澄によって開かれた。最澄は、国家権力と結んで、害悪を生んだ奈良仏教を否定し、遁世して山に入り、仏教的実践によって世の一隅を照らす事を理想とした。比叡山は、日本仏教の最高学府であり、根本道場であった。東塔・西塔・横川に僧院があり、鎌倉仏教の創始者である、法然・栄西・道元・日蓮も皆比叡山で研修している。比叡山の僧は、学生と堂衆との二つの身分に大きく別れていた。学生は、貴族の子弟で、天台座主へ栄達の道が開かれていたが、堂衆は、学生の従者などが法師になった者で、道心もなく「叡山の荒法師」と称され、僧兵として堕落する者が多かった。最澄の死後、比叡山は次第に社会的政治権力と結びつき、民俗宗教と妥協して堕落した。

 親鸞聖人は、出家すると、比叡山に登った。堂僧として修行に励んだ。堂僧とは、学生でも堂衆でもなく、お堂に奉仕する僧のようで、円仁が開き、源信が受け継いだ、横川の首楞厳院に勤め、常行三昧を修した。常行三昧とは、堂内の阿弥陀仏像の周囲を、口に阿弥陀仏の名を称え、心に阿弥陀仏を念じながら、七日乃至九〇日の間、不眠不休で、心を集中して歩き廻る行で「山の念仏」(不断念仏)と称した。他にも千日回峰行にも真摯に取り組んだようである。戒を守り、行に励み、二〇年間を過ごした。しかし、修行にいきずまり、身の処し方に苦悩した毎日が続き、ついに、建仁元年(1201)二九歳にして、聖徳太子が開いた、京都六角堂の救世観音に、今後の歩むべき道の指示を求めた。