安楽寺  浄土真宗本願寺派  千葉山安楽寺
妙音 千葉山安楽寺機関誌 平成25(2013)年脇町春版 
 目 次
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◎春彼岸会 永代経法要 ご案内 春分の日
平成25(2013)年 春の法要ご案内 彼岸会 永代教法要
年月日  平成二十五(2013)年三月二十日(水) 春分の日

 
    十二時     読み上げ
 午後  一時    法要 法話
法話  講師 徳平 亜紀 師
場所  場所 安楽寺本堂 美馬市脇町大工町403
 例年は、午前・午後に分けていましたが、纏めて一回に致します。ご注意下さい。
 どなたでもお参りして頂けます。皆様おさそいあわせのうえ、ご参詣下さい。
 昼食の用意をしています。お早めにお越しください。
◎「お彼岸」とは
 お彼岸とは、佛教でいう到彼岸を言い習わした言葉です。
 彼岸とは、彼の岸ーお浄土ー仏様の世界のことです。

 対して此岸とはー娑婆ー苦悩に満ちた私達の現実の世界です。この現実の迷いの世界から、理想の悟りの世界に至ることを到彼岸(パーラミッタ)と言います。

 奈良時代に、仏法に逢い(聴聞)、自己を振り返り、心新たに一歩を踏み出す日にしてほしいと制定された、日本独自の法要です。

 念仏のご縁に結ばれた命は、阿弥陀様のお浄土に、仏様となって生まれ、今はお浄土の仏となられた方々が、阿弥陀様と共に常に見護って下さいます。ご法要に参って、御法話に耳を傾け、自分自身を反省し、仏様のご恩を感謝し、お徳を讃えましょう。

 水あげ・施餓鬼を必要としないのが、お念仏の教えです。大切なことは、阿弥陀様の願いを聞かせていただくことです。彼岸会を別名「讃佛会」と申します。
◎「永代経」とは
 お念仏と共に歩む人生は、お浄土に生まれ(往生)必ず仏とならさせて頂く人生を、今生かされているのです。
 今日一日を精一杯、「有り難いと」報恩感謝の日暮らしに、気づかされる智慧が恵まれます。
 お浄土の門は、廣く開かれています=廣開淨土門(帰三宝偈)今こそがこの門をくぐらさせていただくときです。

 この喜びの世界が「聴聞」によって開かれるのです。 故人を偲び お念仏の教え(経)を、永代に亘って伝えたいの想いで勤められるのが、永代経法要です。教えを伝えるために、施設が必要になります。法要も経費を伴います 門徒が懇志を持ち寄って営むのが慣わしです。

 浄土真宗では、旧来、家族が亡くなられた時をご縁に、お育てに預かった阿弥陀様への御礼の懇志として、永代経懇志を進納する習慣があります。懇志は寺院の維持荘厳に用います。お念仏相続の喜びを永代経懇志として運びます。法要を営み、一人でも多くの人に、ご縁を結んでいただくお手伝いです。続いてのご協力をお願いします。
◎お手伝い
 お寺は、御門徒の懇志によって維持運営されます。建物を持ち、行事を勤めるには、経費を伴います。これに「お手伝い」として懇志を進納して頂いております。
 行事の案内方々、お世話人に帳を回していますので、ご無理のないところで御記帳進納いただきますようご案内致します。

    春のお手伝いは  
  • 春彼岸会・永代経法要費
  •  
  • 安楽寺境内地建物維持管理費
  •  
  • 建造物火災保険費
  •  
  • 電気・電話・水光熱費
  •  
  • 警備費等 に当てられます。
◎佛教婦人会会費について
写真
 佛教婦人会では、「念仏に生かされる喜びを行動へ」のスローガンのもと お念仏を喜ぶ人を育てる活動をしています。

左の写真は婦人会調理の報恩講のお斎です

 各戸から年会費二千円のご協力をお願い致します

◎毎月二十日は、お寺の日
 本願寺派の布教使が、全国各地から、ご法話を届けに来られます。
 聴聞は門徒のたしなみ、一回でも多く聞かせて頂きたいものです。

 婦人会のお接待があります。
 会員の心づくしのお料理に舌鼓を打ちながら、大きな笑い声が聞こえてきます。
 午後一時から三時頃まで。楽しいひとときを
 どなたでも参れます。

 昼食は 十二時から お早めにお越しください。
◎何故おおりんをたたくのでしょうか
   子供に聞かれて 困ってしまったことがありませんか

 何故おおりんをたたくのでしょう。子供に聞かれて、困ってしまったことがありませんか。

 お仏壇に有るのが、「お鈴(りん)」お寺にあるのが「?(きん)」大きいものは「喚鐘(かんしょう)」「梵鐘(かね=ぼんしょう)」と呼ばれます。

 「梵鐘」は衆会鐘といわれ、法要が勤まる約一時間前に約十回撞いて近所の人に知らせます。

「喚鐘」は、法要が始まるお知らせです。七打打ち上げ打ち下ろし 五打打ち上げ打ち下ろし 三打します

 「 ?(きん)」: お勤めが始まる合図です。最初は二声途中は一声最後は三声 ?(きん)」の外側を打ちます

「お鈴」: ?(きん)の小型です 内側を打ちます

 これらはいずれも、お釈迦様の声が聞こえますよの、お知らせに打ちます。すなわち、お経を勤めるときに用います。一声・二声と数えます。決して、来たぞの合図や・お供えした合図に打つことはありません。皆さん注意して下さいね。
◎親鸞聖人御一代 第十四回
○親鸞聖人の生涯 異端と親鸞聖人の教化
  造悪無礙と専修賢善の異端が関東に広まり、苦慮される
写真
 写真は親鸞聖人像 安楽寺境内

 造悪無礙とは、法然上人の念仏が広まるにつれ、間違った解釈をする者が出て、念仏弾圧の元凶ともなった。法然上人も、「専修念仏者は戒行を修さなくとも浄土往生にはさしつかえないからといって、飲酒・肉食をすすめたり、戒行を保つ者を雑行人と見下してはならない。又弥陀の本願を信ずる者は、罪を犯してもおそれることはないと説いてはならない。」と 、造悪無礙を戒めている。しかし、この考えをもつ念仏者はその後も後を絶たず、親鸞聖人の門弟たちにも、悪をも恐れぬふるまいをするものがおったようで、建長四年の手紙に「浄土真宗の真実の教えを理解しないで、悪いことをしても阿弥陀仏はたすけてくださるのだからといって、悪いことをしてもよいというのは謝った考えであると、戒めている」これは、常陸国の門弟に出された手紙であるが、この地方の造悪無礙をすすめていたのが、信見という僧であった。

 同時に東国では、専修賢善の異端が行われた。これは、もともと親鸞聖人の教えは念仏以外の戒行を否定し、もっぱら念仏を修することによって救われる道であった。しかし、ただ念仏だけに満足せずに、善い行いをして念仏のたすけにしょうと考えたり、念仏を多くとなえてその功徳によって浄土に生まれることを願うというものである。歎異抄十六条には「すべてよろずのことにつけて、往生にはかしこきおもいを具せずして、ただほれぼれと弥陀のご恩の深重なること、つねはおもいだしまゐらすべし、しかれば、念仏も申され候ふ 」といましめている。

親鸞聖人が関東を後にしてから、造悪無礙・専修賢善・正統念仏者の三グループが、うずまいて競うことになっていた。そこで、親鸞聖人は、息男慈信坊善鸞を異端説得に関東に派遣した。

 善鸞は、当初造悪無礙の人たちを対象に説得を続けたようで有るが、徐々に反対の立場の、専修賢善グループに荷担するようになったようで、権力者とも結託するようになって、正統念仏者までも弾圧するに至った。善鸞はこうして、関東での自分の地位を獲得しようとした。善鸞は、道徳が守れないのは、真実の信心が無い証拠である。弥陀の本願を信じてただ念仏するだけで無く、悪を廃し善を行わなくては真の念仏者とはいえない、とする、専修賢善を説いたようである。そして、善鸞は、この教えは、親鸞聖人から夜中にひそやかに伝授をうけたもので、これこそ聖人の本意であるといって自説を広めた。多くの念仏者が善鸞に共鳴し、東国の念仏集団は大動揺をきたした。正統念仏者は、善鸞の動きを黙視できず建長七年には対立は激化した。善鸞は、権力者と結託し、正当念仏者の弾圧を要請するに至った。

 親鸞聖人は、その実情を正確に把握していた訳で無く、やがてそれが息子善鸞の策動であることを知るに至り、愕然とした。聖人建長八年の手紙に「いまは親ということあるべからず、子とおもうことおもいきりたり。三宝・神明に申しきりをはりぬ。かなしきことなり。」と、断腸の思いで善鸞と親子の縁を切った。時に聖人八十四歳善鸞五十歳前後
◎安楽寺住職継職法要
写真  
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法要執行について
 永らくお待たせ致しましたが次の通り執行致しますので御門徒の皆さんはお待ち受け下さるよう御案内致します。
 詳細につきましては後日お知らせ致します

 ○住職継職法要 脇町安楽寺
 平成二十五(2013)年六月三十日(日)午前十時半から執行
第四世住職釈昭彦から第五世住職釈恒乘へ継職致します

 ○他に嬉しい報告があるかもしれません

 ○安楽寺に於ける親鸞聖人 七百五十回大遠忌法要は 平成二十六(2014)年初夏執行する予定です

◎聖人著教行証文類
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親鸞聖人著作 「顕浄土真実教行証文類」
 本願寺本の写しが届きました。
機会がありましたら披露致します。

◎安楽寺梵鐘
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 梵鐘(ぼんしょう):お寺の鳴り物で一番大きいものです。
 時報代わりに打つことがありますが、原則時報は、太鼓を用いました。本願寺には、太鼓堂があります。

 法要が始まるお知らせとして撞(つ)かれます。決まった時間にお勤めが始まるところから、聞いた人が時報代わりにしたのかもしれません。 よって、本願寺では、除夜の鐘は撞きません。テレビに写らないわけです。