安楽寺 浄土真宗本願寺派 千葉山安楽寺
赤門修復工事起工式 2009/07/15
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2009/07/15赤門起工式
赤門修復工事2009/08/02
赤門修復工事起工
○安楽寺門徒の皆様へ
 棟梁西岡澄明さんが帰ってこられました。そして山門修復工事の起工式を七月十五日に行いました。
 棟梁は、松下幸之助邸の兵庫県西宮市から大阪府枚方市への移築工事に従事され、これがこの三月に竣工致しました。
 棟梁は淡路阪神大地震で痛んだ松下邸の修理に、拘わったご縁で、今回の移築に白羽の矢が立ちました。地震の時は丁度安楽寺客殿の工事中、又松下邸の移築は赤門修復と重なり、ご縁の深さを感じます。
 病んでいる赤門にお見舞いを沢山頂いております。これを基金に工事が行われます。十分といえませんが、十二月報恩講には、元気な姿に出会えることを楽しみにしています。 合掌
○棟梁西岡澄明さんについて
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70年前の匠の技と対峙 (2009妙音秋版から再掲)
  (伝統技能と現代技術を駆使して
  パナソニック株式会社 光雲荘移築工事
施工:鹿島建設
工期:2007年11月〜2009年3月)
 現場を指揮する大工の棟梁が,宮崎木材の西岡澄明さんだ。「木組みは正しい手順で解体しないと壊れてしまう。文化的価値のある部材が多く,復元作業には細心の注意を払いました」という。木組みの解体では,70年前の匠の技と対峙した。「どんな思いで,どのようなこだわりを持ってつくったのかを考えると,気持ちが高揚してくるのです」。
 現場での西岡さんは,難解で巨大なパズルのような複雑な木組みをいとも簡単に組み立ててしまう。一度見た部材はどこのものかをほぼ記憶しているし,形を見ればわかるという。出雲大社神楽殿の改修や,建長寺新築工事などを手掛けた豊かな経験に裏打ちされた技なのだろう。

 「ただ復元するのではなく,光雲荘への創業者や大工の思いも復元したい。そして木造建築に対する自らの思いを加えたものを」という西岡さん。「現行法規に従うことで,光雲荘に金物による補強を加えることになったが,これも後世の日本人に伝わるべき事柄です」と付け加えた。