安楽寺 浄土真宗本願寺派 千葉山安楽寺
平成24(2012) 親鸞聖人750回大遠忌法要 於 安楽寺
 目 次
本 願 寺
徳島真宗青年会
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親鸞聖人750回大遠忌法要 於安楽寺
  継職法要
  記念事業

美馬2013特別版六月

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◎親鸞聖人七百五十回大遠忌法要 安楽寺住職継職法要にむけて
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 浄土真宗は、親鸞聖人によって開宗されました。以来五十年ごとに大遠忌法要が営まれるようになりました。今年が七百五十回忌に当たります。

 大遠忌法要御消息にお示しの通り、「親鸞聖人によって開かれた浄土真宗は、あらゆる人びとが、阿弥陀如来の本願力によって、往生成仏し、この世に還って迷えるものを救うためにはたらくという教えです。南無阿弥陀仏の名号を聞信するところに往生が定まり、報恩感謝の思いから。如来のお徳を讃える称名念仏の日々を過ごさせていただくのです。」とあるように、聞法によっていただいた喜びを、実践活動として世の中に伝えていく、新しいスタートをと、お満座法要で御門主が申されました。仏教婦人会総連盟スローガンには「念仏に生かされるよろこびを行動へ」とあります。

 法要に向けての安楽寺は、開山千葉彦太郎常重によって1259年(正元元年)創建されました。常重は、関東にあって、親鸞聖人高弟真仏上人からお念仏の教えを学び、得度したといわれています。当時鎌倉幕府に仕えていた千葉一族は、三浦若狭守らと共謀し、クーデターを起こしますが失敗し、常重は、阿波国小笠原氏を頼って落ちのびて参ります。世の無常に心を痛め、世の中の安穏を願って、お念仏のお寺、千葉山安楽寺を開きました。以来、七百五十余年を超えて浄土真宗の法灯を掲げ、四国一円にお念仏を広めた根本道場であります。この法要をご縁といただいて、再び、常重の願いと、二十七代歴代のご労苦、共に歩まれた御門徒を偲びつつ、二十八代住職継職の責務の重さに思いを致すところです。

 この法要をご縁として、時代即應の安楽寺へと変革してまいらねばなりません。お念仏を根本として、受け継いだ遺産を大切にし、次の時代の求めに答える準備を致さねばなりません。
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 浄土真宗開山親鸞聖人の願い「世の中の安穏なれ 仏法ひろまれ」とお念仏を広められたご苦労に、報謝のまことをもってお応え致しましょう。

 戦乱の世に、お念仏と共に歩む決心をされ、四国の地に念仏の根本道場を開かれた、開山釈常重の願いを、受け継ぎ、歴代住職が艱難辛苦の伝道布教に励んでこられた姿を見習い、乘驍フ「廣開院」は、「廣開浄土門」の法語の二字です。乘驍ヘ、常々誰にもわかる法話を心がけておりました。願いを受け継ぎ、お念仏を、今の世に開いて、後の世に伝える法要になればと願っています。 法要円成には、多額の浄財が必要となります。計画のすべてを完成するには、約一億円の費用がかかります。

 これを、七百余りの御門徒にお願い致さねばなりません。一度に纏めては困難と思われますので、皆様の懇志が整うにあわせて、優先順位を決めて、計画を進め弥弥寺門繁盛に向け、門信徒共に力を合わせて、歩んでまいりたいと存じます。つきましては、趣旨をご理解いただき、円成に向けて、宜敷ご協力賜りますよう念じ上げます。

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◎法要と記念事業
 千葉山安楽寺門信徒各位
 法要・記念事業を次により行いますのでご協力方ご依頼致します。
親鸞聖人七百五十回大遠忌法要と継職法要及び懇志のお願い 安楽寺
 
親鸞聖人七百五十回大遠忌法要 安楽寺
○御親修と致します
なお
 御親修とは、ご本山からお導師を招いて、法要を営みます
 この法要は、法楽能を演能します
 
継職法要
○住職千葉昭彦・副住職千葉恒乘・法中で執行致します
なお
 この法要は、稚児行列 茶室開き 音楽行事を行います
 御門徒には、いずれかに御参列いただきます
 記念品をお渡しします
 
懇志のお願い
○懇志は、各自ご無理の無いところで、精一杯のご協力をお願いいたします
なお
 懇志進納は、現金をご持参いただくか、郵便振り込みをご利用いただきます
 進納期間は、特段決めておりません。事業が完成するまで継続して募財を行います
 記念事業は次に記します

◎記念事業の優先順位
記念事業の優先順位  入金に合わせて事業を進めて参ります
1、法要をする
2、書院・鐘楼修理(雨漏り等緊急を要する)
3、記念庭園
4、お茶所新築
5、練り塀修復
安楽寺什物
 
繞鉢・椅子用絨毯(施主門田矩元様)
教行信証復刻版(施主吉田成良様)
内陣荘厳
 
内敷新調制作中(施主真鍋房江様)
夏用七条袈裟新調制作中(施主藤澤憲明様)
設備営繕

 
浄化槽廃止・集落排水接続・浄化槽を防火用水槽に改修消火栓1カ所設置(本堂裏)
なお 同(東門横)は完成
本堂裏屋根修理は完成
内陣荘厳 巻障子修理・金襖修理・電気配線改修・灯籠みがき
営繕 各建物 電気器具点検修理 台所設備入れ替え
 徳島県美馬市美馬町宮西十一  tel0883 63 2015
                       千葉山安楽寺執事所

◎安楽寺建造物の現状

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右 本堂 客殿
左 書院
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左 痛み激しい土塀
右 練り塀コンクリート製
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練り塀をこのスタイルに五本線は検討
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鐘楼
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東門門入り口東側 庫裏玄関前
剣山を借景に千葉乘驕E法要記念庭園を造営する
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左 お茶所 赤門東 空き地 二階建
右 お茶所 西門 入口 二階建
安楽寺建造物の現状
○国登録有形文化財(建造物)平成21(2009)年8月7日指定
 指定建造物は安楽寺本堂・安楽寺書院・安楽寺山門・安楽寺鐘楼の4件です。
 客殿・庫裏は建築後50年の要件を満たしていませんので指定されていません。
なお
 本堂屋根北側は雨漏りがありましたが、乘髑昼V香料等で修理致しました。
 山門は解体修理が終わりましたが、書院・鐘楼は老朽化が進んででいます。
 
○建造物の現状と対策
 書院は、大正14年 造営面積94u 特に屋根瓦が傷んでいます。各所雨漏りがあります。早急の対策が必要となっています。
 鐘楼は、明治44年建立 全体に東方向に傾いています。軒周りも痛みが激しい、草木が育ち瓦の土が肥えています。瓦の老朽化がすすみ漆喰・瓦片の落下がみられ、早急の対策を要する状態にあります。
 練り塀の痛みが激しい、また 塀には瓦葺きが必要とされますがコンクリート塀だけで、品格に欠けるとの指摘です。

◎感 話
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 戦後、都会に仕事を求めて、出て行かれた方のお葬式に参ることが多くなりました。赤門の市に思いをはせながら亡くなったと連絡をいただいて、小さい頃の思い出を心に握りしめて、お念仏と共に、苦難を乗り越えてこられた方々、「倶会一処」を支えに、一代を頑張り通された生涯を思いながらお勤めさせていただくことです。

 遠近、所を選ばず、安楽寺とご縁の深かった方々です。お参り致しますので、ご連絡下さればと存じます。

 現在は、墓地の相談を受けます。少子化で跡取りが同居せず、都会に出てしまい、老夫婦は田舎で、田畑を守り、墓守と、先祖祀りと、近所・親族のおつきあいが、受け持ちになっています。老夫婦が亡くなると、たちまち墓を守る人がいなくなります。親戚に頼んでも、これもお年寄りです。いつまで頼めるか心配ですと聞きます。都会に墓を移転する人もありますが、後継者がどこに定着するかわからず、引っ越しするたびに墓も移転はできません。新家であれば、尚更のことです。後継者の無い方は、もっと深刻です。家が絶えるという現実が重くのしかかってきます。寺に先祖の位牌を預けたいのだがどうすれば良いか、よく相談を受けるようになりました。  本願寺では、お墓のマンション納骨堂で対処しています。安楽寺でも考える時期に来ているように思われます。ご相談下さい。

◎お茶所の新築
 ( だれもが、ゆっくりくつろげる場所)
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 今、お寺と御門徒とのおつきあいの形が、大きく変わっています。葬式、法事の形態もずいぶん変わりました。

 葬式は原則家から出すことになっていましたが、ホールを利用することが普通になっています。家族葬・密葬色々な言葉を耳にするようになりました。心からお別れができるそんなお葬式ができないかと考えています。火葬場からの帰りの還骨(お六日)法要は、ご本人が生前手を合わされたお内仏か、お寺のご本尊の前で勤めたいのです。お寺で済まされる方が増えています。

 法事も、孫子の正月といわれ賑やかに行われましたが、親戚の家代表一人が集い、だんだん少人数となり、おもてなしの食事も、家の料理が無くなり、仕出しから、場所を変えての会食の形が多くなっています。

 法事は、家のお内仏と決まっていましたが、お寺のご本尊前での、上げ法事が多くなっています。  都会に出られた方で、田舎のおつきあいを大切になさる方は、法事を田舎でなさいますが、これもお寺での、上げ法事が一般的になりました。

 何年ぶりかの親戚の集まりです。お寺でくつろいでいただく場所を用意にしたいのですが、歓談なさる場所・会食をなさる場所が用意できないこともあります。そんなための場所作りです。

 子供は、核家族化で、仏様に手を会わす生活ができなくなっています。昔は泊まり込みで報恩講・永代経に参りに来られました。同時に催された、赤門市は大市で、山から、脇町、川向かい、三野町・讃岐から大人数の人出でした。蛇の薬売り、のぞきからくり、こんりんを口に入れ、時間のたつのも忘れて過ごしました。お年寄りの語りぐさ、今は、市もたたなくなりました。

 お寺でも、ご縁作りに、初参式・稚児奉仕・夏仏の子研修に取り組んでいますが、思うほど効果が上がっていません。昔懐かしい日曜学校の再開も目指したいのです。

 特に都会の子は、自然と交わることもできなくなっています。人生にとって大切なものは、思い出があることといわれます。田舎のお寺で一泊し、手を合せ、自然と親しむ場所を提供したい。

 そんな思いで、この場所を活用したいのです。

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◎懇志進納の御案内
 法要・記念事業は 安楽寺の悲願です。この事業を成し遂げるには門信徒の皆様に多大なるご負担をおかけ致すことになります。お寺への浄財は、喜んで寄進していただくことが大原則です。悪口やそしりの種になっては、ご本人にも、お寺にも、良くはありません。皆さんの思いをお運び下さい。

 門信徒が心を一つにして、精進致さねば円成の日を迎えることは叶いません、将来を見据えての事業も計画されています。安楽寺の新しい50年のスタートに、ご理解とご協力をお願いいたします。

 この事業は、完了後 赤門懇志と共に 記念碑に名を標して、末永くとどめたいと存じます。
 募財期間中は、法要・記念事業 進納者の名札を順次掲示します。(場所未定 進納額は表示しません)
 懇志は、ご持参いただくか、郵便振替で入金下さい
 振替払込番号 01650−8−23620
 加入者名安楽寺護持会 料金加入者負担