安楽寺   浄土真宗本願寺派   千葉山安楽寺
妙 音  千葉山安楽寺機関誌 千葉山安楽寺執事事務所
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安楽寺の象徴「赤門」の窮状 懇志のお願い No1
−−安楽寺護持会 千葉山安楽寺 平成17(2005)年−−

1、「赤門」の歴史
 「赤門」は江戸中期の享保13年(1728)に建立されました 阿波藩お目見えの格式を持つ丹塗りの重層門で県下五大門の一つに数えられています 上層は唐様式 下層は和様式で他に類を見ない造りとなっています

2、「赤門」の現状
 昭和12年頃改修を行い それ以降約70年が経過しています
 正面下層庇屋根が全体に朽ちかけていて波打っています
 裏軒周り 茅負い 割裏が朽ちて一部の瓦が落下して危険な状態にあります 上層欄干下で雨ざらしとなっている木材が腐り痩せています
 下層の板張りは隅併せに狂いが生じ木材の痩せも激しく隙間が見られ また丸柱の強度もかなり落ちています

茅負い(かやおい):軒の先端で垂木に支えられる横木
垂木(たるき):屋根を支えるために棟から軒に渡す材

3、「赤門」改築懇志のお願い
 「赤門」は安楽寺の象徴です しかし「「赤門」の現状を見るに忍びないので改築の一部にお使い下さい」と 申し出 られた方がいらっしゃいました 「改築に必要な工事費からすれば貧者の一灯です」と申されながら 多額の懇志を置いて行かれました 尊い申し出を戴きました
 改築懇志は 平成17年8月現在11人の方々から775万円をお預かりしております

 解体改築工事には約一億円の巨費が必要となります 皆さんの「赤門」への思いを持ち寄って完 成することが出来るならば 安楽寺のご法義繁盛の証となるでしょう
 この様なことから「病んでいる「赤門」を元気にしたい」と 声をかけさせていただきましたところ 「私にも 手伝わせて下さい」とのお申し出をいただき 有り難い事とお念仏申させていただきました
 ご門徒のこの思いを願いとして改築が叶えばと存じ 懇志の受付を致しております
 心のふるさと「赤門」を元気に致しましょう

4、郵便振替
 加入者 安楽寺護持会 千葉山安楽寺
 番 号  01650-8-23620