仏教研修会

仏教研修会(千葉 乘隆)
(仏教研修会 第381回) 2006/4/23 浄土真宗の歴史に学ぶ

非僧非俗・愚禿親鸞 僧でもない、俗人でもない、愚かな親鸞 僧が罪を犯したときは、俗人にかえして処罰するという慣例によって、法然上人は藤井元彦、親鸞聖人は藤井善信という名前に改めて流罪に処せられた。 非僧非俗 親鸞聖人は「 […]

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(仏教研修会 第380回) 2006/3/26 浄土真宗の歴史に学ぶ

念仏停止ー承元の法難ー 政治権力者の私的制裁 法然教団は他の教団から、自力聖道の教えを否定し、悪人正機を説き悪行を認める との非難をうけたが、このたびの弾圧は後鳥羽上皇(1180~1239)の個人的ないかりであった。 念 […]

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(仏教研修会 第379回) 2006/2/19 浄土真宗の歴史に学ぶ

専修念仏者への批判 法然教団の人気上昇 戒行を堅持してさとりを開こうとする聖道教から見放された人が法然上人のもとに集まる。これが比叡山や奈良興福寺など聖道教団のねたみをうけた。 比叡山の批判への対応 元久元年(1204) […]

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(仏教研修会 第378回) 2006/1/22 浄土真宗の歴史に学ぶ

信心の論争 法然上人と親鸞聖人の信心は同じ 法然上人の門下において、親鸞聖人と他の門弟との間で「信心じょう論」(信心についての論争)と「信行両座」(信心か念仏の行か)という二つの論争が行われた。 信心じょう論 親鸞聖人が […]

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(仏教研修会 第377回) 2005/12/25 浄土真宗の歴史に学ぶ

「選択集」(選択本願念仏集)と影像を授かる  法然上人門下の高弟となる 師匠の思想を正しくうけついだ門弟は、師説をしるした著書を写すことを許され、また師匠の肖像画を授かった。親鸞聖人は入門して4年後にこれらを許された。 […]

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(仏教研修会 第376回) 2005/11/13 浄土真宗の歴史に学ぶ

親鸞聖人の結婚 六角堂の観音の夢告 親鸞聖人31歳の建仁3年(1203)4月5日の夜、六角堂の救世観音菩薩の夢告 (夢の中のおつげ)があった。それは「仏道を修行する者が、何かの縁によって、女性と結ばれることがあるならば、 […]

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(仏教研修会 第375回) 2005/10/23 浄土真宗の歴史に学ぶ

法然上人の専修念仏に帰依  比叡でさとりを得られず山を下る 聖徳太子が建てた京都の六角堂に100日こもり、本尊の救世観音に行くべき道の指示を求め、太子の示現を得て法然上人の門下に入る。 聖徳太子の示現 親鸞は20年間の比 […]

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(仏教研修会 第374回) 2005/9/23 浄土真宗の歴史に学ぶ

親鸞聖人の出家  治承5年(1181)九才の春 父は日野有範。日野氏は儒学と歌道で朝廷に仕えた。永承6年(1051)、日野資業は京都東南郊外の日野に法界寺阿弥陀堂を建てた。親鸞聖人は日野で生まれたといわれる。 出家の理由 […]

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(仏教研修会 第373回) 2005/7/16 浄土真宗の歴史に学ぶ

親鸞聖人が生まれた時代-末法濁世-変わる社会に変わらない世界の存在を示す おごる平氏が源氏によって滅ぼされる時代。仏法の歴史観では、人はいかに修行してさとりを得ようとしてもむだな、末法濁世の時代。 末法の救い主の浄土教  […]

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(仏教研修会 第372回) 2005/6/19 浄土真宗の歴史に学ぶ

悪人正機 悪人が救いの対象  正機の機とは、根機(根本となる資質)のこと。正機とは、まさしく教 えの対象となる基本的な資質を持つ者という意味。 阿弥陀仏の願いは凡夫・悪人を救うこと  親鸞聖人は凡夫について、つぎのように […]

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