安楽寺 浄土真宗本願寺派 千葉山安楽寺
寺町
美馬市美馬町では安楽寺周辺を寺町と呼んでいます
美馬町の寺町
郡里廃寺跡(こうざとはいじあと)
寺町写真
〒771−2105 徳島県美馬郡美馬町銀杏木
  美馬町字銀杏木。樹齢数百年の大イチョウが茂る銀杏庵周辺は、古くから立光寺跡といわれ藩政時代の郡里村検地帳にも立光寺と記されていたが、昭和42年、43年の発掘調査により、東西94m、南北120mの敷地に回廊をめぐらした七堂伽藍をもつ、法起寺式伽藍配置で、その規模の大きさは奈良の法隆寺に匹敵するほどのものであることが判明した。

  発掘された基壇によると、塔は地下式塔心礎を採用し、断面8角形の心柱をもつ珍しい例である。

  四至(しいし)が発掘されて、寺域が鮮明なのも珍しく、白鳳時代の創建で、本県最古の寺院とみられる。

  我が国に、百済から仏教が伝来したのは、6世紀中期であり、白鳳から奈良時代に国家が保護し隆盛をみたが、それとともに寺の建立も数を増加するのであるが、白鳳時代でも近畿等の先進地を除いて、地方で寺院が建立されることは極めてまれであった。ところが、白鳳の前期、わが美馬の里に、早くも仏教が伝来し、七堂伽藍の法起寺式大寺院が建立されていたことは、全く驚異というほかなく、この地方が文化的先進地であったことを示している。
参考パンフレット
美馬の寺町(古道逍遥) 寺町かいわい(寺町散策)