安楽寺   浄土真宗本願寺派   千葉山安楽寺
妙 音  千葉山安楽寺機関誌 千葉山安楽寺執事事務所
TEL 0883-63-2015
○住職千葉乗隆の葬儀に当たり
 (葬儀式次第などへリンクしています)
 去る五月二七日に 第二十七世廣開院釈乗隆の葬儀を門徒葬により執り行いましたところ、 北は、北海道。南は、鹿児島から多くの方々に御参列をいただきました。会場等の都合により、失礼も多々ありお詫びいたしますが、また有り難いご縁を頂いたとのお言葉もいただきました。皆様方のおかげで浄土真宗の葬儀と致しましては、最も丁重な葬儀が営まれました。ここに皆様方のご支援に衷心より御礼申し上げます。
 なお 別ページに葬儀式次第 導師表白 弔辞等を掲載していますが 他に頂戴した弔辞等は別の機会にお知らせできればと思っています

 また その際多くの方々から、お香資を戴きました。本来なら拝眉の上御礼言上に参り、お返しを致さねばなりませんが、紙面を持って併せてお礼申し上げます。

妙音2008秋版 住職千葉乗隆の葬儀に当たり
 お返し分は、本堂裏が、雨漏りに悩まされておりましたので、修理に利用させていただきました。約260万円の工事となりました。写真、下り尾、付け根が下がっている点、鬼が落ちる心配があると指摘されております。足場のある内に工事にかかりたいと存じます。この段ご承知おき戴いて、何らかの機会に精算をお願いいたすことになります。

○平成20(2008)年 秋季彼岸会 秋の法要ご案内
特別永代経
日時



正午





午後二時
午後二時半




場所
平成二十年九月二十三日(秋分の日)
 特別永代経懇志進納者は
  読み上げ時にお焼香下さい

法話
 読み上げ
   三野・南岸・遠隔地
   脇町
   美馬郡里
   美馬重清
法要
法話
 講師
  副住職 千葉恒乘
  住職   千葉昭彦

美馬安楽寺本堂

 昼食の用意を致しております お誘い合わせ お早めに
○秋の法要とは
 秋の法要の季節です
 秋は、彼岸会法要が営まれます。彼岸会は、仏法に遠ざかるなと定められた「法に遇う日」です。浄土真宗には、行というものがありませんが、聞法と言う大行があります。念仏申す身とならせていただくことにあります。

 讃岐の庄松さんは「おまえが死んだら、お墓を建ててやるから、心配するな、安心して死んでいけや」と言われ、それにに答えて「わしは、お墓の下には、おらんけんな」と申しました。

 ではどこにいるのでしょうか? 阿弥陀様のお浄土に還られて仏様となっておられます。今は還相の人となって、この私に「聞法を重ね、念仏申して下され」とお勧めです。ユリも、太陽の下で花咲くために、今日一日を精一杯生きています。
○永代教とは
 仏教は、お経を通して、仏様の教えを伝え てきました。
 すべての人が、等しく成仏出来る教えを、法 然様が京の都で説いておられることを知った 親鸞様は、照る日も降る日も休まず聴聞にかよわ れ、ついにこの教えしか私の助かる道はないと 確信され、二十年にわたる比叡の山での修行を捨てて、 法然様の弟子となられました。

 阿弥陀様が、私を目当てとして「なもあみだ ぶつ」を成就され、この私に「なもあみだぶつ」 と称えさせて、「なもあみだぶつ」のお浄土に往 生させてくださる。疑うことなくただ信じよとの お念仏の教えを、我も信じ、人に教え聞かせて、 共に信を喜ぶ(自信教人信)人生を歩みたい。 浄土真宗の教えです。

 阿弥陀様に手を合わせ、「なもあみだぶつ」ととなえて 人生を終えた人は、今はお浄土で仏様となっておられます。お 骨の中に魂を残してはいないのです。仏様とな つて、大慈悲をもって、 私たちに働きかけておられま す。仏様は仏説をもって、 私たちに教えを届けてく ださいます。

 永代に亘ってこの教(経) が人の世に伝えられます ように、と勤められるの が永代経です。

 故人と成られた方のよす がを偲び、お礼の懇志を 進納するのが、永代経懇 志です。寺院の維持運営に充てられます。
○本願寺展 平成20(2008)年10月4日から11月16日)
西本願寺の宝物が一堂に会します
 本願寺展の企画・構成が、乗隆住職最後の仕事となりました。皆さん御鑑賞してください。  徳島では、最初で最後ではないかと思われる、本願寺の国宝陳列です
 期間中5回入れ替えがあります。
入場券 当日1000円 前売り900円 お寺をとおせば800円
人数がそろえばバスで参ります(彼岸会法要の日にお知らせいたします)
 (本願寺展詳細へリンク)しています
○親鸞聖人750回大遠忌法要
 平成23(2011)年4月から翌年1月まで本山西本願寺で営まれます。皆さんお元気でご一緒しましょう。

○婦徳会からのお知らせ
婦徳会清掃奉仕は9月は第2日曜日となっています
雨天順延 朝8時集合 娑婆は、ほっとけば汚れるところ、お手伝い

清掃奉仕
 毎月第一日曜日
   但し一月、四月、九月、十二月は第二日曜日
○仏教両全会
 秋季大会9月27日(土)午後1時から美馬町西教寺
講師 廣陵兼純(ひろおかけんじゅん)師  節談説教 無料
○浄土真宗の豆知識
 浄土真宗のお勤めは必ず阿弥陀様の前で行います。皆さんのご 家庭では、お仏壇ということになります。  お葬式の後、仏壇を締めて、隣の床の間などの段飾りに写真・位牌・お骨等を安 置して、そこでお参りをしているのを見かけるようになりまし たが、困つたことだと思っています。

 満中陰まで(お骨が家にある間)は、お仏壇のお荘厳は、打 敷を白にし、花は赤など華美なものは避け、写真・位牌・お骨 は、お仏壇の隣の適当な台の上に安置します。お勤めは、お仏 壇に向かつて、お光りをあげ、香を焚いて(線香は立てない)、 お正信偈を勤めます。お葬式の灯籠をいつまでも置いている家 がありますが、あくまでもお葬式の飾りです、満中陰が終われ ば片付けてください。  法要場所に、お仏壇がない家は、 床にご本尊を安置して、五具足、お 仏飯・お供物で荘厳し、写真・位牌 ・お骨を安置します。ご本尊を隠さ ないように気をつけてください。

 この世で、もっとも尊い阿弥陀様 をご安置申し上げるのがお仏壇です。家 の最も尊い場所、日本家屋では、床 の間か、床脇にお仏壇を据えるのが、 浄土真宗の考えです。

 法事も、お仏壇で致します。

 阿弥陀様と一緒の生活をさせてい ただくのが浄土真宗門徒です。朝お はよう・夜お休みのご挨拶は欠かさ ずに。時間があればお勤めも行いましょう。
○竜美連 能舞台にて
妙音2008秋版 盂蘭盆会 2008/08/16 安楽寺能舞台で竜美連が踊ってくれました 妙音2008秋版 盂蘭盆会 2008/08/16 安楽寺能舞台で竜美連が踊ってくれました


盂蘭盆会 八月十六日 竜美連が能舞台で踊ってくれました
(竜美連の写真集)

○あとがき 妙音2008秋版
妙音2008秋版 あとがき
 今年は蓮池の花が、今日一輪・今日一輪と毎日のように咲いてくれました。分陀利華(白蓮華)の上に仏様となって生まれると聞かされてまいりましたが、一輪の花の上に、次々と思いが巡ってまいります。

 天上界では、五百年の寿命の間思い通りの生活が叶うのですが、死を迎えるときは、五衰の兆候が現れます。衣服が汚れ、頭上の花が萎れ、体臭が出る、脇の下から汗が出る、座を楽しまず周りから天人がいなくなる。がそれです。

 近頃は、人間界が天人界の様相を呈して、人と人との繋がりが希薄になってきたように思われます。 乗隆院家はんのお葬式に、あれほど多くの方々のご参列を頂きました。龍谷大学での偲ぶ会にも、三百人に余るご出席を頂きました。

 思うようにならなかった人生であったと思いますが、お念仏と共に歩いた人生は、間違いなく、人間の世界を生き抜いたんだと、実感いたしました。今は、お浄土から、煩悩の世界に、人として生きる喜びを教えに 還ってくれています