安楽寺  浄土真宗本願寺派  千葉山安楽寺
妙音  千葉山安楽寺機関誌
親鸞聖人御一代 第2回
  • 親鸞聖人の出家
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写真は親鸞聖人伝絵より「聖人得度の絵」

 出家の理由は何であったか定かではない。五人兄弟(尋有・兼有・有意・行兼)いずれもが延暦寺・三井寺で出家している。父の入道隠棲といい、一家ことごとく仏門に入るには、容易ならぬ重大問題に巻き込まれたようである。有範の父経尹の放蕩によって、将来の出世の道が閉ざされたとも、勤め先の皇太后が亡くなり、失脚をして入道となったとも考えられるが、理由としては弱い、他の原因としては、治承四年平氏討伐に敗れた以仁王・源頼政と深い関係にあったのではと、みられる。有範の弟宗業は、以仁王の学問の師であった。王が敗死したときに、遺体の確認に呼ばれている。又、聖人の母が、源氏の出身であったことも無視できない。  聖人は、治承五年九歳の春、伯父範綱にともなわれ、青蓮院慈円(慈鎮和尚)のもとで得度して、範宴少納言公(出家した貴族の子息に付けた呼称)として出家した。動機については「興法の因うちにきざし、利生の縁ほかに催ししによりて」(親鸞伝絵)と、あるくらいで定かではない。得度にあって、有名な歌「明日ありと 思う心の あだ桜 夜半に嵐の  吹かぬものかは」が詠まれたとあるが、これも定かでない。出家の後は、比叡山に登って修行に励むこととなる
○親鸞聖人750回大遠忌法要 参拝日程
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親鸞聖人750回大遠忌法要 団体参拝日程決定
 平成二十三(2011)年六月十六日(木)〜十七日(金)  一泊二日
 法要参拝 六月十六日午後二時始
 宿泊   京都東急ホテル 
 費用未定

 法要は平成二十三年六月十六日午後の法要に団体参拝します  お元気にご一緒したいものです。  参加ご希望の方は、健康管理にご留意してお待ち下さい。お楽しみに!
 皆様のお申し込みをお待ちしています
 メインテーマは、「安穏」です。 「世の中安穏なれ 仏法広まれ」は、親鸞様の願いでした。先代乗隆が心待ちにしていた法要です。

○お待ち受け法要 (親鸞聖人750回大遠忌法要のお待ち受けとして)
平成二十二(2010)年五月十五日(土)午後一時開始
主催 これは徳島西組の行事です
場所 美馬安楽寺
講師 本願寺派勧学 霊山勝海師
 どなたでもお参りできます 費用は無料です
○念仏ひとつ 手ぶらで帰る
 乘隆前院家が、お浄土に還って二度目の報恩講です。葬儀に際しまして、お世話人には一方ならぬお世話をいただきますと共に、御門徒には、よすがを偲んでいただき、ご協力を頂きました。ここに衷心より感謝の意を表します。1周忌記念「念仏ひとつ 手ぶらで帰る」を上梓いたしました。これをお礼の印として、御門徒の皆さんにお配りいたしております。ご一読いただき、乘隆と歩んだ一日をかみしめていただきたく存じます。
○寺町歴史ウォーク
 美馬市歴史散策寺宝展に、三人の天女を展示いたしました。 これは、前本堂を解体した折に、天井裏から出てきた物で、一体は乘隆が京都にて陳列鑑賞していましたが、京都の家を整理した際に持ち帰った物で、久しぶりにご対面となりました。阿弥陀経に「常作天楽」とあるように、お浄土では、常に天の音楽が奏でられていると知らされています。お浄土=本堂の天=天井裏に天女を配置した江戸時代の人々の創意工夫に感心させられました。250年余のご苦労でした。しばらくの間、客殿に展示しています。声をかけてやって下さい。なお 別ページに「寺町歴史ウォーク」を掲載しています
○親鸞聖人 その教えと生涯に学ぶ  千葉乘隆著
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 本希望の方は取り寄せますお知らせ下さい
 乘隆住職の絶筆 最後の出版物になりました。
 本願寺出版社が「750回大遠忌法要」に向け企画した物で、平成19年執筆依頼 同21年11月1日出版 徳永道雄先生(京都女子大学名誉教授)が 教えー本願他力の救いーを担当され、乘隆がご生涯について担当した共著物です。 11月1日は、小生の誕生日、亡き後も、誕生日のプレゼントを用意してくれたのかと、感慨一入でありました。
 大遠忌法要は、乘隆が心待ちにしていた法要です。元気にこの世で過ごさせていただいている私たちは、こぞって本山・自坊での法要に臨みたいものです