安楽寺
浄土真宗本願寺派   千葉山安楽寺

寺子屋≠ノ能舞台


 お寺をさまざな文化活動や地域交流の場に使ってもらおうと、徳島県美馬町の安楽寺(千葉乗隆住職) では、客殿の中にある三間四方の本格的な能舞台を無料で開放している。

 この能舞台は、同寺副住職の昭彦さん(51)が、客殿と庫裏の建て替えをきっかけに日本伝統文化 を次代に残そうと考えたもので、門徒の賛同を得て平成8年に完成した。

 県内初の能舞台で、門信徒らには「今まで見たことがなかったので新鮮だ」 「伝統文化のかおりがする」等と好評。新聞でも報道され、遠方からも見学者が訪れるという。

 これまでに能、狂言、雅楽といった伝統芸能の鑑賞会や、インド音楽、 地元高校生のロックバンド演奏会、フルート愛好家の合宿など幅広く使用されている。

 同寺では、能舞台だけでなく大広間や茶室などを備える客殿全体を 「寺子屋」 と名付け、 広く一般に開放しており、近く庫裏に私設図書館 をつくる計画も進めている。

 客殿玄関 能舞台 舞台上演の写真は
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