安楽寺 浄土真宗本願寺派 千葉山安楽寺
報恩講 2009/12/26 27
逮夜 逮夜
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法話 門徒の皆様   <top>
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○報恩講とは
   (妙音報恩講版(2007)から転載しました)
 浄土真宗の最も大切な法要である報恩講は、お講さん御正忌さんと言われてご門徒の皆様方に親しまれています。御正忌は、宗祖親鸞聖人のご命日をさして言う言葉です。また報恩講は親鸞聖人の曾孫本願寺三世覚如上人が著した「報恩講式」により執り行われています。

 親鸞聖人は、太陰暦弘長2年11月下旬、京都三条富小路の善法坊で発病し、28日の午後(12時ごろ)に90才をもって御往生されました。これを現在使われている太陽暦に当てはめると西暦1263年1月16日に当たります。このことから本山西本願寺での報恩講は1月9日から16日にわたり執り行われ16日を満座としてお勤めを行います。

 「親鸞聖人伝絵」にご往生の状況が、…聖人弘長二歳壬戌仲冬下旬の候より、いささか不例の気まします。それよりこのかた、口に世事をまじえず、ただ仏恩のふかきことをのぶ。声に余言をあらはさず。もっぱら称名たゆることなし。しかうしておなじき第八日午時頭北面西右脇に臥したまいて、ついに念仏の息たえおはりぬ。ときに頽齢九旬にみちたまう。…と記されています。

 親鸞聖人のご臨終には、弟尋有僧都や末娘覚信尼様がはべり、越後から子息の益方入道もはせつけてきました。翌29日戌時(午後8時頃)に葬送、京都東山の麓、鳥辺野の南、延任寺で火葬。翌30日に遺骨を拾い、鳥辺野の北、大谷に墳墓を築き納骨をしました。

 聖人の墳墓は、横川方式即ち良源様式の源信和上と同じ様式に造られました。
○安楽寺の報恩講
   (妙音報恩講版(2007)から転載しました)
 安楽寺の報恩講は本山西本願寺での報恩講に先立ち脇町安楽寺では12月第一日曜日、美馬安楽寺では12月第四日曜日にそれぞれお勤めを行います。法要は、ご門徒の皆様方の懇志により勤められる慣わしになっております。世話人の方々により報恩講のご案内を行うとともに法要のお手伝いをお願いしております。また併せて本山及び教区門徒講金、お初穂、維持運営費等々の懇志をお願いしています。皆様方のご無理の無いところでご進納頂ければと思っています。

 報恩講にお参りいただき信心を喜び、自分の信に相違がないか、聴聞して、自分自身を確かめてみましょう。

 ご門徒のお内仏には、お講さん御正忌さん或いは駆けづとめと称して僧侶が一軒一軒お伺いし年に一度のお勤めをさせていただいています。そして共にお念仏を喜ばさせて頂ければと思っています。