安楽寺   浄土真宗本願寺派   千葉山安楽寺
妙 音  千葉山安楽寺機関誌 千葉山安楽寺執事事務所
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○「赤門」修復懇志のお願いNo2 安楽寺護持会 千葉山安楽寺
  1、「赤門」への懇志に感謝
 先に「赤門」修復の懇志をお願いしましたところ、お陰をもちまして多数の方々から多額のご進納を頂いています。ここに中間のご報告をさせて頂きますと共に皆様方のご厚意に衷心より御礼申し上げます。 しかしながら未だ道半ばでありす。今後とも引き続き「赤門」修復の懇志を伏してお願いする次第です。

2、「赤門」の歴史
 「山門」は、徳川8代将軍吉宗の時代、讃岐の末寺を中心とした門徒の寄進によって建立されたもので、享保13年に竣工され、昭和11年に修復されたと記録にあります。
 この「山門」は、阿波藩お目見えの格式を持つ丹塗りの重層門で県下五大門の一つに数えられています。上層は唐様式、下層は和様式で他に類を見ない造りとなっています。

3、「赤門」の現状
 昭和11年の大修理以来70年の星霜を重ね、「赤門」の隅・軒周り・瓦等々は、風雪に耐えて今日に至っていますが、「赤門」の丹朱も色褪せ、多くの損傷箇所もあり、だんだんとみすぼらしさが増しています。

 当時の瓦は、五十年で葺き替えが通例でした。しかし上層部の屋根は、葺きも良く、雨漏りの跡も見られませんが、下層部の瓦の傷みが特に酷く、雨だれの当たる部分は一層激しく損傷しています。 雨漏りは、垂木・野地板を腐食させ、軒回りの茅負い・裏甲・割裏甲もかなり腐食させています。屋根・庇を葺いている丸平瓦の重量に耐えかねて、押しつぶされ、瓦落下の原因を作っていて、これらの瓦も何時落ちても不思議ではないほどの危険な状態を呈しています。  このような状態の写真を別添としておきました。
4、各方面からのご指導
 修復には、色々な方面にご相談申し上げておりますが、先般、文部科学省の文化庁文化財部建造物担当参事官付文化財調査官上野勝久氏が駆けつけて下さり、何かとご指導を賜りました。この時ご同道頂きました徳島県及び美馬市の文化財担当者と共に、「赤門」修復の手法について色々とお伺いすることが出来、大いに参考になりました。

 興味深い建築の手法を採り入れた建造物で、約二百七十年経過していること、県下の五大門と称せられていること、安楽寺が「赤門寺」と親しまれるているように、安楽寺の象徴として「赤門」はその存在感を持っていること等々から、県の文化財としても重要な建造物に相違ないとの事でした。

5、ご懇志の現況
 この様に修復の時期を迎えて、この解体改築工事には約一億円の巨費を必要としますが、社会情勢厳しい折を顧みず、「赤門」修復の懇志をお願いしている次第です。

 この様な状況にも関わりませず「赤門」に心を寄せて下さる方々に、お呼び掛けを致しましたところ、多くの方々から、身内の病気はほっておけぬと、懇志をご進納頂いております。誠に心強く感じ入り感謝の思いで一杯です。

 懇志進納者は、三月末現在、三百七十口 四千七百六十万円 となっています。特に遠隔地の方々から百三十六口の懇志をお寄せ頂いています。「遠くに離れれば離れるはどお寺への想いが強くなる」とのお言葉を添えて届けて下さる方々が少なくありません。有り難いことです。ここに重ねて衷心より御礼申し上げる次第です。

 修復工事費の予定額一億円には、道半ばですが、平成十八年中も募財を勧め、平成十九年秋の円成に向けて遇進しする所存であります。そして「赤門」の大手術を見守って行きたいと思います。
5、懇志用郵便振替口座
千葉山安楽寺 郵便振替用紙にご記入頂く事項等々
金額欄 懇志額(懇志ですので思いのままに)
ご依頼人欄 ご住所 芳名 電話番号
備考欄 「山門」或いは 「赤門」
口座番号 徳島06150-8-23620
口座加入者 安楽寺護持会 千葉山安楽寺
振替用紙をご希望の方は お申し出下さい お渡し致します
赤門窮状の写真 懇志のお願いNo1
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