安楽寺 浄土真宗本願寺派 千葉山安楽寺
妙音 千葉山安楽寺機関誌 平成24(2012)年 妙音2012秋版
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◎秋季彼岸会 法要ご案内 特別永代経 お手伝いのご協力をお願いします
平成二十四(2012)年九月二十二日(土 秋分の日)
場所 安楽寺本堂  (美馬市美馬町)
午前十一時半 新規永代経開闢法要
正午 秋季彼岸会 法要謹修
十二時半 法話
午後一時  読み上げ 美馬市以外
午後一時半 法話
午後二時  読み上げ 旧脇町
午後二時半 法話
午後三時  読み上げ 旧美馬町
 
 新しく永代経懇志を進納なさる方は、午前十一時半  までにお越し下さい。新規開闢法要を行います。
 昼食の用意をしています。お早めにご参詣下さい

◎彼岸とは
 大同元年(806)春秋の彼岸に諸国の国分寺で金剛般若経を転読し、法談を行ったのが始まりとされ、日本のみで行われる仏教行事。

 到彼岸(パーラミッタ) 迷いの此岸この世から、悟りの彼岸あの世に行き着く。
春秋彼岸の日真西に沈む太陽の先に、阿弥陀様の浄土がある。浄土真宗では、お浄土に手を合わせ、阿弥陀様のお浄土に行き着く教え、お念仏の教えを学ぶ。

六パラミツ(六度)の教え波羅密多
 布施波羅密 ダーナの訳 檀那と音写する 達親ともいう、達親はもと食事を受けた後、これに報いるために法を説くことをいっていたが、今は一般的に布施される財物をいうようになった。施す者、施される者、施しの内容となる物が、何のとらわれがあってはならないとする。物資を施す(財施)教えを説き与える(法施)種々の恐怖から免れさせる(無畏施)を三種施という。布施は施す物をいうので無く、心をいう。
 持戒波羅密 シラバータの訳 仏が制定した戒律を守って犯さないこと。
 忍辱波羅密 クシャーンティの訳心を安らかに落ち着けて、他の侮辱悩害などを堪忍する
。  精進波羅密 ブイーリアの訳 ひたむきに勇敢に善をつとめ励ます心のはたらきをいう。
 禅定波羅密 ヤーナの訳 心静かに瞑想すること。
 智慧波羅密 プラジュニャーの訳 般若 はんにゃはらみたという言葉でも有名。他の五波羅密を成り立たせる根拠として最も重要な位置にある。実相を観照して知り抜く智慧 彼岸に至るには、六度の修行が必要とされますが、お念仏は修行をすすめる教えではありません。阿弥陀様の本願他力におまかせして、お浄土に往生する教えです。末代この教えが伝わるよう、永代経を納める習慣が定着しました。

 彼岸会はご法に遇う=聴聞の=日。お寺に行く日です。

◎親鸞聖人御一代記 第十二回
  親鸞聖人の生涯 教行信証の著述
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写真:教行信証復刻版本願寺蔵購入 この度お迎えし寺宝として大切に致します

○親鸞聖人の生涯 教行信証の著述
 教行信証は、つぶさには、「顕浄土真実教行証文類」といい、釈尊の経典や高僧の著述の中、浄土に生まれるためには、どのような教えにより、いかなる修行が必要であるかということを明らかにした部分をぬきだし、類別したものである。自己の信心の正しさを確認しょうとして編まれたものである。こうした自己自身への信心の正当性確認と同時に、同信者に対し、その信心の正当性を示そうとする伝道的な配慮もあったと考えられる。教・行・信・証・真仏土・化身土の六巻からなり、最初に総序(まえがき)と、信巻のはじめにも序文がある。化身土巻の後に、後序(あとがき)がつけられている。

 「親鸞聖人正統伝」高田門徒の系統を引く学者が、江戸時代に著した聖人の伝記で、真仏・顕智などの、聖人の直弟子から伝えられた聖人に関する事績を編集したものです。ここに、聖人「五二歳の元仁元年(1224)正月十五日より、常陸笠間郡稲田で、「教行信証」を書きととのえた。聖人ははじめ四十八歳の夏のはじめころから草稿をつくりはじめたが、それはメモ程度であったが、そこで今年の春(元仁元年)から、六巻に分類して、前後始終をととのえた。いかし、清書をしたのは、五十六歳の秋だった」と伝えている。

 元仁元年は、法然上人十三回忌と、末娘覚信尼の誕生した年である。また同年には、比叡山の衆徒が念仏禁止を朝廷に要求し、嘉禄・文暦の念仏弾圧が引き起こされた。聖人は、専修念仏者に対する、度重なる不当な弾圧に、仏教における専修念仏の正しい位置づけを意図した

教行信証は、聖人が東国伝道のかたわら、身辺につねにたずさえて、たえず訂正を加えていたと想像される。その一応の完成は、京都へ帰って後の聖人七十五歳寛元五年(1247)ごろとおもわれる。

 法然上人の「選択集」は、秘本としてその公開を拒否したが、「教行信証」は、旧仏教や政治権力の念仏弾圧を一つの縁として著されたようであるから、その公開はこ拒まなかったようで、化身土巻に、この「教行信証」を読んだものは、これによって浄土真宗への帰入を志念してほしいと希望している。

    化身土巻あとがきに、「よろこばしいことに、私は今こころを阿弥陀如来の本願の大地にうちたて、人智をこえた真理の大海に思いを流している。ふかく如来の御あわれみを知り、師のみ教えの厚いご恩を仰いでいる。喜びはいよいよつのり、師を仰ぐ思いはいよいよ強くなる。」と書き残しておられる。

 当時の関東は、鎌倉幕府が樹立されて間もなく、フロンティア的気風が色濃く、革新的な、念仏伝道の地と定め、保守的な越後を離れて、移住されたか?疑問は多いが、家族揃っての移住にはよほどの決断があったと推察される。関東に親鸞聖人一流のお念仏が広まることとなり、このご縁無くば、安楽寺の今日も無かった。

◎行事報告
○教行信証
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 教行信証復刻版本願寺蔵を安楽寺にて購入 この度お迎えし寺宝として大切に致します
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○初参式
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 四月二十二日(日)
 初参式
 今年はいつになく大勢の参加でした。八名の参加
○狂言鑑賞
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 六月十八日(月)
 狂言鑑賞会  茂山千之丞師追悼狂言
 美馬中・貞光中・半田中・小島中生徒無料御招待


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 六月十八日(月)
 狂言鑑賞会  茂山千之丞師追悼狂言
 演題 柿山伏・仏師
 出演者 千之丞師子息あきら 孫童司 及び門弟丸石やすし・島田洋海
○全国真宗青年の集い
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 七月二十八日・二十九日(土)(日)
 全国真宗青年の集い 釈徹宗師司会 香山リカさん 上田紀行さん 池坊由紀さん 絆 トークセッション安楽寺から四十名参加若院家担当行事盛会でした。
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○虫干し会
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 八月十五日(木)
 虫干し会 親鸞聖人七百五十回大遠忌法要お世話人説明会開催 各戸に、別途ご案内状をお送り致します。御案内ご賢察の上宜敷ご協力お願い致します。
 虫干し会 親鸞ご夫妻展示
○夏休み仏の子供研修会
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 八月二十日・二十一日(月)(火)
 夏休み仏の子供一泊研修会 六十九名の少年少女が参加。付き添い二十三名の大賑わいでした。龍谷大学のお兄さんお姉さんの指導・吉野川の川遊び、思い出を胸に楽しい経験でした。
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 近頃、団体参拝が多く来られるようになりました。広島・兵庫・大阪お念仏の輪がどんどん広がって有り難いことです。立派な書院・客殿・赤門・本堂どこにも草も無ければゴミも無い。皆さん感心して下さいます。御門徒の皆さんのご苦労が輝くときです。最高のおもてなしです。たいていが、一度来られた方からの、お勧めがあるようです。

 今年は、国民文化祭「能楽」開催を受け持っています。何とか成功させたいことです。 来年に向けて、親鸞聖人七百五十回大遠忌法要並びに住職継職法要円成に、門信徒の皆さんと共に邁進して参りたいと存じます。財政事情逼迫の折、何かと御不自由をおかけ致しますが、ご無理の無いところで、宜敷ご協力お願い申し上げます。
文責 千葉昭彦

○お浄土の蓮の花 真西に沈む太陽に手を合わす
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○百日紅 暑い夏 満開です
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○練り屏 新しい練り塀はこの形を提案します。  五本線を入れるかどうかは、検討中
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